アセンダント

インド占星術

インド占星術を勉強した人ならばきっと思うこと。なんと複雑な!ということです。天空に浮かぶ大きな宇宙を手のひらサイズにして、クルクルと回し、四方八方いろんな角度から検証を重ねるイメージです。ホロスコープは立体ですから。いろんな事柄が複雑に絡み合っているのが人生なので、それを読み解くのはそう簡単ではありません。ひとつひとつ深い階層に徐々に入っていきます。

ホロスコープを読む時、私がまず最初に見るのは、アセンダント、月、太陽、この3つです。

皆さんが雑誌やテレビなどでよく見かける「私の星座はこれ!」と思っている星座、これはインド占星術では太陽にあたる人がほとんどです。しかしながら、自分の星座って血液型と同じレベルで知っている情報だと思うですが、西洋占星術だって複雑な面も沢山あるだろうに、この星座の部分だけが一人歩きし、メジャーになってるあたり、不思議です。。そしてインド占星術のマイナーさに驚きます。「私のアセンダント〇〇座なんですよ〜」とか聞いたことないですもんね。。そんな控えめな部分も大好きです!

太陽は社会的な自分を表します。西洋で太陽が重要視されているのも納得です。月は心。無意識だったり本心だったり、家族や親しい友人に見せる顔といっても良いかもしれません。インドでは社会的な強さより、心の強さを重視するのかもしれませんね。

そして、アセンダント。自分が生まれたその瞬間の太陽の通り道と地平線との東側の交点。性格、性質、能力を表し、周りから見た時のキャラクターでもあるかと思います。そしてハウスという考え方のあるインド占星術ではアセンダントの位置=1ハウスになるのでとっても重要。

アセンダントは2時間で次の星座へ移動していくので、同じ誕生日でも生まれた時間で違ってきます。この時点で私は自分が生まれた運命というか必然を感じるというか、、、。例えば自分があと2時間早く、もしくは2時間遅く生まれたホロスコープを作ってみると、1ハウスが前後にひとつずれていくのでこれはこれは、もう人生が全く違うわけです!

 

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